ジャワティコラム
『プロのこだわり Vol.3-1』
「パンとドリンクのおいしい関係」
サ・マーシュ 西川シェフ × ツオップ 伊原シェフ
チャリティーパンイベント Supported by JAVATEA

東西の巨匠がコラボして行った今回のチャリティイベント。なかなか会えない両シェフが一緒にパンを作って販売した収益を、小児ガンなどに苦しむ子どもたちの支援を行う「チャイルド・ケモ・ハウス」に寄付するというもの。2人のシェフをジャワティがサポートしました。

〈サ・マーシュ〉西川 功晃シェフが、「日本のパン」をテーマに作った3品。
ブリオッシュのあんぱん(桜あんとクランベリー)
ブリオッシュ生地に、桜あんとドライクランベリーを包んだもの。桜の香りとベリーの相性はもはや詩的な次元。
米粉とブリオッシュのモワチエ
米粉生地とブリオッシュ生地を混ぜ合わせて”モワチエ”(半分半分)にした独創的なパン。焼き上がったパンに、澄ましバターをたっぷりと塗って。
しば漬け
米粉パンに、京都〈ニシダや〉のしば漬けを混ぜ込んだ、おにぎりのようなパン。「しば漬け」はテレビ番組で共演した、和食の名店「菊乃井(京都)」の村田吉弘さんからのアイディアで誕生。このパンが放映されるやいなや、店の前に行列ができたほど、鮮やかなピンクとポップな三角形が人を惹きつけます。
__2人の職人が作業台の前に立ち、並んでパンを作りはじめただけで、なにも言わずともわかりあえる。

西川:具材の入れ方、包み方ひとつとっても、伊原さんはざっくりとしておおらか。こういうのがパワーになってパンから発信される。見るからにおいしそうなものを作っててうらやましい。

伊原:西川シェフの生地の触り方がむっちゃやさしい。エンジェルタッチ。サ・マーシュのパンは不思議においしいですが、こういうところに秘訣があるんですね。

__細やかで繊細なもの作りを得意とする日本人。それはパンにも言え、西欧のパンが大ぶりでダイナミックであるのに対し、日本のパンは小さく、細工もこまやかで、味わいはおっとりとしている。そのトップランナーである西川シェフであればなおさら。鮮やかな手技によって、やさしくすばやく、生地を形作っていきます。
__食材を直接手で触れて作る、まさに”手作り”の食べ物がパン。触れ方さえ、生地の硬さや発酵に影響を与え、おいしさを変えていきます。門外漢にはうかがいしれないほど繊細な世界。そんな一流のシェフが、パンに寄り添える飲み物として選んだのがジャワティ。

パンといっしょに飲んでぜんぜん違和感ないっていうか、ジャワティはパンと寄り添ってる。

INTERVIEW&TEXT&PHOTO:パンラボ・池田浩明
PRODUCE:さいころ食堂・大皿彩子/大淵由貴
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