ジャワティコラム
『プロのこだわり Vol.3-2』
「パンとドリンクのおいしい関係」
サ・マーシュ 西川シェフ × ツオップ 伊原シェフ
チャリティーパンイベント Supported by JAVATEA
__一流は一流を知る。
行列が絶えない店〈ツォップ〉の魅力とは。〈サ・マーシュ〉西川功晃シェフが語ります。

西川:伊原さんって、カリスマ的というより、親しみやすい雰囲気。
パンも同じような雰囲気を出しているよね。
だから、たくさんの人が寄ってくるんじゃないかな。

__誰も考えつかないような独創的なパンを作りつづけてきた”レジェンド”西川シェフ。
〈サ・マーシュ〉の前〈コム・シノワ〉時代から憧れだったという伊原シェフは西川さんについてこう言います。

伊原:西川シェフは自由に考える。それが実はいちばんむずかしい。
本能と計算のバランスが取れてる。両方とも持ってる。

__〈サ・マーシュ〉のパンとは、本能と計算である。
言い得て妙です。
__飲み物と食べ物の関係性についても、2人は独特の考えを持っています。
食べる人の気分や自由を最大限尊重するのが伊原流。

伊原:紅茶は紅茶で美味しいし、コーヒーはコーヒーでやっぱり美味しいからさ。そのとき飲みたいもの飲めばいい。結局、好みだからさ。

__西川シェフは、常識を超えたおいしさを、いつも探しています。

西川:中華料理の先生のイベントに行ったら、『中華料理にはウーロン茶じゃない』って、紅茶を出す。中華といっしょに飲んだら、すごくおいしかった。そのときから、紅茶って食事に合うんだってすごく感じてる。食事とジャワティって理にかなっているんじゃないかな。

__〈サ・マーシュ〉の冷蔵ショーケースの中には、いつも冷えたジャワティが用意されています。それはなぜなのでしょう?

西川:すっきりした中に香りがあるとか、すっきりしてるけど満足度がちゃんとあるみたいな、パンといっしょに飲める飲み物が意外とない。”邪魔しないという存在感”が、やっぱりいいのかもな。

__すっきりしてるから、ジャワティはどんなパンにも寄り添える。 それでいて、水のように無個性ではなく、しっかりと風合いも伝えてくれる。

西川:コーヒーはコーヒーで美味しいけども、コーヒーってもう存在感あるから。だけどジャワティって、食事と一体化してくれる感じがするかな。すごく自然体っていう感じ。

__さりげなく寄り添って、パンの味を邪魔せず、そして、後味をすっきり締めてくれる。

伊原:これがさ、パンを食べたあとに『あー美味しかった』ってジャワティを飲むと、またパン食べようってなるんだよね(笑)。食ったのに、まだ食べる(笑)。

__食いしん坊の伊原シェフらしい悩み。
おいしくてパンが止まらない。そんな幸せな時間を演出してくれる飲み物を、いつもそばに置いておきたいものです。
INTERVIEW&TEXT&PHOTO:パンラボ・池田浩明
PRODUCE:さいころ食堂・大皿彩子/大淵由貴
ジャワティコラム TOPへ戻る